Alex Henry FosterとのQ&A

[パート2]

ホテルオーナーとして、自分が経験したい究極のスリルは何ですか?

Alex: ホテルオーナーをしていなかったら、出会わなかったであろう人たちと時間を共有すること。そして、彼らがそれぞれの日常に戻るとき、ここでの滞在がポジティブな影響を与えたのを見るとき。全ては人間的な体験についてだよ。
ご自身がホテルに滞在する時、フロントデスクにメモを残していくタイプですか?もしも、そうなら、どういう言葉を残していきますか?または最も良い体験と、最悪な体験を教えて下さい。
Alex: あぁ、残すよ。そういうの好きなんだ。無機質な環境であろう僕の通り道を人間的なものにすると思うし、スタッフメンバーたちとの交流を強調できる。最もクールなもの?良い質問だな…あらゆることが間違った方向にいこうとも、いつもポジティブでいようとしてるんだ。もしも、一つピックアップするなら、初めての子供を出産しようとしていたスタッフにお花を贈ったときかな。彼女はとても生き生きしていて、彼女の生きる喜びを見るのは最高に元気づけられたんだ。最悪な体験は、おそらくバンドメンバーとレーベルスタッフたちでカリブ海に休暇に出たときだと思う。20人くらいの大人数だった僕らの隣のテーブルに、フランス系カナダ人の男が、奥さんと一緒に夕食をとっていたんだ。人数の多さにしては、静かめだった僕らに対して、その男はレストラン全体の注目の的となった。彼は、とてもフレンドリーで親切なスタッフに大声で怒鳴り始めたんだ。彼は叫び続けて、クビにしてやるとまで言っていた。その理由はワインを注ぐのが遅いだとか、そういう類のこと。Jeffと僕が間に入って、まるで自分の奴隷かのようにスタッフを扱うのをやめた方が良いと言ったんだ。そしたら、彼は僕らにも怒鳴り散らし、この島から追い出してやると脅してきた…ミスター·お偉いさんって感じだよね。だから、Jeffと僕はセキュリティを呼んで、その男をメインロビーまで追い出したんだ。僕らはウェイターの腕を上げて、レストランにいた人たちはみんな大拍手。僕らは迷惑な客たちの名前と部屋番号を調べ、それをロビーのデスクの人たちに知らせて、彼がウェイターに報復などしないようにと警告したよ。とても変なシチュエーションだった。でもきっと、彼が対処しなきゃいけない多くの迷惑客の中でも、あれは大勝利だったんじゃないかな。